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2008年08月09日
一級造園技能士
8月2、3日の両日。具志川職業能力
開発校のグランドにおいて、一級造園
技能試験が行われました。
我社の職員も3日(日曜)にエントリーし
ましたので、作業開始から完成までの
作業内容を紹介したいと思います。
画面は、検定委員から作業の注意事項等の説明をうけているとこ
ろです。
作業は指定された区画内(2000×3000)に事前に与えられた施工図をもとに、①竹垣製作(たけがき・せいさく)、②つくばい敷設(つくばい・ふせつ)、③飛び石敷設(とびいし・ふせつ)、④延段敷設(のべだんふせつ)、最後に、⑤自由配置植栽と仕様書の順序に従って作業を行います。
試験時間の標準時間は3時間。打切り時間が3時間30分です。
次に実技試験に使用する工具です。
工具は27種類あり、これも事前に与えられた「一級造園実技試験使用工具等一覧表」に順次て揃えます。
試験前に検定委員の検査を受け、工具が一つでも欠けていると実技試験を受けることができません。
作業開始のベルの合図で猛暑の中、3時間の過酷な挑戦がはじまりました。
画面は最初の製作、柱の建込み(はしらの・たてこみ)作業を「心技一体」になり取組んでいるところです。
作業を開始してから1時間ほど経過しました。
柱の建込み(はしらの・たてこみ)、胴縁(どうぶち)、立子(たてこ)、押縁(おしぶち)、玉縁(たまぶち)、結束等をして、竹垣製作を完成させます。「背番号C-8」・我社の従業員の名嘉君です。
寡黙に製作に取組んでいます。
次に、蹲踞(つくばい)、筧(かけひ)、飛石(とびいし)、延段(のべだん)の製作を終えて、景石及び植栽自由配置の作業をしているところです。
作業を開始してから2時間30分ほど経過しています。受験者は全身に水をかぶったように、汗びしょりです。
もうすこし、がんばれ!!
景石及び植栽自由配置の製作も仕上げにはいり全体の形が見えてきたした。
ここまでくると、受験者は達成感で緊張がほぐれ、心が落ち着いてきます。最後の仕上げに、地均しを丁寧に、なわや切りくず等を片付けて再度全体をチェックして確認ができたら、検定委員に完成を申し出ます。
検定委員の採点検査も終了して、記念写真です。作業をやり遂げた安堵感の笑顔ですね。
このあと、完成させた作業課題材料を取壊し、検定委員の指示の場所へ整理して終えたら、再び終了を申し出てすべての作業が終了します。皆さん、おつかれさまでした!
しかし、安堵感も束の間、日を改めて要素試験(ようそしけん)が待っています。要素試験は、葉っぱを見て樹木の名前を当てる試験です。
一級造園技能士の資格試験は、学科試験・作業試験・要素試験の3科目を合格しないと一級造園技能士の「国家資格」を取得することができない難関ですが、それだけに、資格を取得したときの喜びはひとしおです。皆さんも是非、チャレンジ!してください。
追記:資格を取得した人、これから資格を所得しようとする人、どの技術でも、守破離(しゅはり)の精神を大切にして、常に技術の向上をめざし、社会に貢献してほしいと言うのが私の想いです。
守破離の意味を詳しく知りたい。
▼ここをクリック
http://www.plinst.jp/musouan/yuishiki05.html
おわり。