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2012年01月09日

今日まで、そして明日からも・89話

―成人の日―
今日の形態の成人式は、終戦間もない1946年11月22日、埼玉県北足立郡蕨町(現:蕨市)において実施された「青年祭」がルーツとなっている。敗戦により虚脱の状態にあった当時、次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ますため、当時の埼玉県蕨町青年団長高橋庄次郎が主唱者となり青年祭を企画、会場となった蕨第一国民学校(現:蕨市立蕨北小学校)の校庭にテントを張り、青年祭のプログラムとして行われた。この「成年式」が全国に広まり現在の成人式となった。

蕨市の「青年祭」に影響を受けた国は、1948年に公布・施行さ
れた祝日法により、「おとなになったことを自覚し、みずから
生きぬこうとする青年を祝いはげます」
の趣旨のもと、翌年から
1月15日を成人の日として制定した。その後、1998年の祝日法
改正(通称:ハッピーマンデー法)に伴って、2000年より成人
の日は1月第2月曜日へ移動している。

―モラルの低下―
従来、会場外で行われていて問題とはならなかったようなことが顕在化してきた。例えば、私語が収まらない、会場内で携帯電話を使う、そして一部では、数人の新成人グループが会場で暴れ回って式を妨害するケースなども見受けられる。公務執行妨害を理由とした事件を中心に逮捕者が出るほどの騒ぎに発展した市町村もある。また、学齢方式を成人の対象とする自治体がほとんどになったことから、成人式が事実上中学や高校の同窓会的な意味合いで捉えられるようになってきた。そのため、先述のような携帯電話利用や私語増加につながるなど、成人式としての機能を失っている状態にある。

さらに、式に出席する若者が、外面的には着物で豪華に着飾っていても、会場では久し振りに会った友人との談笑などに熱中する余り、主催する自治体首長などの式辞・講演に関心を示さず式典が騒がしくなっている。その結果、本来一人前の大人としての決意をすべき場である成人式が、かえって若者のモラル低下を露見させる場となってしまっている。このような現象のことを成人式での七五三現象と言う。(以上 Wikipediaより)

沖縄県でも『沖縄の成人式、今年も荒れる5人逮捕』の記事・・
毎年のように逮捕者が出て「荒れる成人式」のイメージが広まってしまった沖縄県。現在の成人式の原型となった青年祭の「次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ます」といった趣旨は、現代の若者には漱石枕流(そうせきちんりゅう)でそぐわなくなりつつある。



     喰積や こゝを先途と 悪太郎 夏目漱石
  (くいつみやここをせんどとあくたろう)  


Posted by 造園連キャラクター 庭丸君 at 13:22Comments(0)成人の日

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