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Posted by TI-DA at

2008年07月24日

庭園施工例(順路5)

蹲踞(つくばい)

蹲踞(つくばい)蹲踞は、狭い庭でも味わい深い景を作る事ができるし露地の感覚が出せることも人気の秘密でしょう。
ところが、この蹲踞という用語は、世間一般に誤解されて伝わっているように思う。
中央に置く水を入れる器を、蹲踞だと信じ込んでいる人が多いのである。正しくは、「手水鉢(ちょうずばち)」といわなければならない。
蹲踞というのは、低く捉えた手水鉢の手前に、前石(まえいし)という人の乗る石を配し周囲には排水のため流しを作り、右に寒中に湯の入った桶を出す湯桶石(ゆおけいし)、左に夜の茶会の際の明かり手燭を置くための手燭石(てしょくいし)などの役石を組んだ、全体の造りを“蹲踞”というのが正しい。
これを使う時、前石の上に「つくばって」手や口を清めることから、蹲踞の名が出た。別に「そんきょ」とも読む。

  「庭・エクステリヤ」 基礎知識と実際
  吉河功=著「日本庭園研究会会長」  グラフイック社より引用


蹲踞(つくばい)、下の画像が手水鉢(ちょうずばち)、真ん中の“口”を中心に「吾・唯・足・知(ワレ・タダ・タルヲ・シル)」と漢字が作られています。
禅の精神、「知足のものは貧しいといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧しい」わかりやすく解説すると、「精神的に満たされた人(知足)は、貧しくても富んでおり、富があっても、不知足の人は貧しい」という意味だそうです。
◆京都の龍安寺にある“知足の蹲踞”が有名。

庭園施工例(順路5)

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Posted by 造園連キャラクター 庭丸君 at 00:065・(蹲踞)

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